一度きりのLIFE

母の一周忌でした。長くなるけど、今日は書きたいから書く。


一年前はどんなだったかな。もっと強かった気がする。戦ってた気がする。今よりもっと沢山の感情が働いてた。どこにいるにもずっと気張って敏感になってて、泣いて目腫らして起きて、泣きたくないのに毎日泣いてた。お母さんにメールして返ってくるたびに泣きそうになるのを堪えて、最後のメールはお母さんはもう打てなかったからお姉ちゃんに打ってもらったって聞いたときに堪えられなくなった。
家に帰るのがこわかった。部屋に明かりがついているかどうかを確認するのがこわかった。付いてないんじゃないか、って毎日思いながら確認してた。夜が嫌だった。考えてる色んなことを誰かに聞いてほしかった。でもぜったい学校に関わってる人には一言も言わないと決めてた。言ってもわかんないじゃん。今思えばかなり塞ぎ込んでたと思う。


あの時期はキスマイのSmileが披露されて、流/星/の/絆が放送されてて。流星見てさ、あのときには色々感じてたのに、最近見たらあのとき感じてたことを思い出せなかったんだよ。あんな近く長く生と死の隣にいたのに忘れちゃったんだよ。人ってそんなもんなのかなあ。1年前のこともそのうちどんどん忘れちゃうのかな。酷く悲しかった。


考えない方が楽かもしれないけど、何も伝えられずに会えなくなったら、絶対後悔する。泣きたくなんかない。
08年10月某日の日記より引用

このときから分かってたはずなのにさ、本当に最後まで言えなかった。あのときから今までずっと後悔してるし、これから先もずっと後悔は消えないと思う。ずっとずっとスッキリしないままで、伝えたかったこととあともう一つ、ごめんねを伝えたいままだと思う。だからこそ周りにいてくれるひとに好きな気持ちとか感謝を伝えなきゃって思ってる。何回も言ってると安っぽく聞こえるけど、「だいすき」も「ありがとう」もほんとうの気持ちだから。



今日パン作ったの。いつも通り人数分作ったら食べるときに1個多かった、ってやっと気づいてお父さんに「間違えてお母さんの分も作っちゃった」って言ったら、「お母さんの分だから間違えてないよ。」って言ってくれて切なかったけど嬉しかった。

年月には勝てなくて忘れたくなくても忘れちゃうこともあるけど、うん。忘れたくないし、忘れるべきじゃないなっておもう。1年前のことも、だいすきもありがとうも。